2016年夏のSSDの選び方  


Windows10を無料でアップデートできる無償期間の最終日(2016年7月29日)が近づきました。どうせなら、「クリーンインストールだろ!」と思い、速度の遅い『2.5インチHDD』から速い『SSD』に変更することにしました。

『SSD選びのポイント』は、次のような点です。

  • 容量
  • NANDの種類
  • 処理速度

以下で、僕が調べた『2016年夏のSSDの選び方』をご紹介します。SSD選びの参考にしてください。

容量をチェック

SSDの容量は、主に4種類あります。

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB(1000GB)

この数年間のSSDの大容量化、低価格化は目をみはるものがあります。以前は512GBで5万円を超えていましたが、今や1万5000円前後で購入可能。

まだ主流ではありませんが、1TBもオススメ。1GB当たりの価格が512GBとあまり変わらず、以前あった割高感がないからです。

また256GBの値下がりは鈍化していますが、512GB〜1TBの値下がりが大きいため、このクラスの買い得感はアップしています。

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保存内容で変わる「容量選び」

容量選びのポイントは、何を保存するか。

「OSのみ」を保存して、データをHDDを保存する場合は、128GB以下でも問題無し。

OS以外にも、データも保存したいなら、当然容量が多い方がいい。また容量が大きいと処理速度が速くなる傾向があります。

僕がオススメするのは、『512GBクラスのSSD』。以前であれば、256GBと言いたいところですが、高容量の割安感が高い今なら、512GBを推します。「処理速度が速くなる」という利益も512GBの選択を後押しします。

【製品によって数10GBの容量差があるのはなぜ?】

各社のSSDを比較していると、同じ容量帯のSSDでも、記載された容量が違うことがあります。たとえば、512GBのSSDには、480GB、500GB、512GBと少しずつ容量が違います。

これは、メーカーが「予備領域」を設けているため。予備領域とは、書き込みの高速化、不良の領域が発生した際の代替などに使われる領域。ちなみに搭載しているチップ数は同じです。

利用できる容量が多い方が得に思えますが、「予備領域」が多いと書き換え寿命や速度の面で有利に。あまり気にしなくていいと思います!

NANDの種類をチェック

SSDは、NAND型フラッシュメモリー(ICチップ)にデータを記録します。このNANDは主に3種類あります。

  • SLC(Single Level Cell)※SLCは高価なので、主に業務用
  • MLC(Multi Level Cell)
  • TLC(Triple Level Cell)

そして、SLCは業務用なので、購入の際の選択肢は、MLCかTLCになります。

1それぞれの違いは、セルあたりに保存されたビット数。たとえば、SLCの場合は「1ビット」、MLCの場合は「2ビット」、TLCの場合は「3ビット」になります。※セルとは、データを保存する単位のこと。

TLCはセル数を減らせるため、安価に。でも良いことばかりではありません。

安価なTLCの問題点

その他の違いは、次のようなものがあります。

SLC MLC TLC
容量
読み書き速度
書き換え寿命
価格

TLCは、MLCやSLCと比べて書き込む処理に時間がかかり、速度が落ちてしまいます。また、書き換え寿命も短くなります。

迷わず「TLC」

TLCには、問題点が数多くありますが、メーカーはその対策をしています。なので僕は、迷わず「TLC」を推します。

速度低下の問題改善のために、高速化の仕組みを搭載。また、書き換え寿命に関しても、3年保証がついていることがほとんど。そして通常の使い方であれば、その保証期間に書き換え寿命が原因で故障することは少ないと思います。3年以内に壊れるものを作って、3年保証をつければ、会社が倒産します(笑)

定期的に「CrystalDiskInfo」などでハードディスクの状態をチェックする習慣をつければ、問題に対して迅速に対応できます。逆に安心して放置するほうが、危険が増します。

それでもやはり安全性というのであれば、MLCですね。

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処理速度をチェック

現在販売されている「2.5インチSSD」は、読み出し速度は、ほぼ頭打ち。格安モデルでも高級モデルでもあまり差はありません。

チェックすべきは、書き込み速度

より速度を求めるなら、別のタイプのSSDに。2.5インチでは限界があります。

SSDは、どんなタイプがある?

タイプは、4種類あります。

  • 2.5インチ(一般的なSSD)
  • mSATA
  • M.2
  • 拡張ボード

この中で「mSATA」は、ノートPCやタブレットで使われるタイプなので、選択肢から外れます。

接続規格による最大転送速度の違い

『2.5インチSSD』はSATAケーブルによる接続。『M.2』と『拡張ボード』接続の場合、マザーボードに直接SSDを差し込みます。

SSDの形状 パソコンとの接続 最大転送速度
2.5インチ Serial ATA 6Gbps 600MB/秒
M.2 Serial ATA 6Gbps 600MB/秒
PCI Express 2.0 3.0 x2 x4 4GB(3.0 x4の場合)
拡張ボード PCI Express 2.0 3.0 x2 x4 x8 8GB(3.0 x8の場合)

※M.2の接続に関してですが、「Serial ATA」と「PCI Express」のどちらとも必ず対応しているわけではありません。接続方法をSerial ATAでおこなった場合、最大転送速度も600MB/秒に制限されます。

主流の規格である「Serial ATA 6Gbps」の最大転送速度は、600MB/秒となっています。そのため、2.5インチSSDは、読み書きの速度は600MB/秒を超えることはありません。読み書き速度の頭打ちの原因は、この壁です。

速さを求めるなら

より高速化を求めるのなら、PCI Express(PCIe)接続が可能な『M.2』や『拡張ボード』タイプのSSDを選ぶ必要があります。

インターフェイスの規格(接続方法)によって、最大転送速度をまとめると、次のように変わります。

インターフェイスの規格 最大転送速度
Serial ATA 6Gbps 600MB/秒
PCI Express 2.0 x2 1GB/秒
PCI Express 2.0 x4 2GB/秒
PCI Express 3.0 x4 4GB/秒
PCI Express 3.0 x8 8GB/秒

以上のように、インターフェイス(接続方法)が「PCI Express」になることで、最大転送速度は大幅に変わります。Serial ATA接続しかない2.5インチSSDは、この点で不利になります。

【注意点】

「PCI Express3.0」が必ずマザーボードに存在するわけではないこと。

PCI Expressには互換性があり、2.0(旧規格)のスロットに3.0(最新規格)を接続することは可能です。でも、最大転送速度の壁を超えることはできないので、本来の性能を発揮することはできません。

【M.2タイプのSSDを選ぶ場合は「入念な事前チェック」】

M.2は、「端子の形状」や「M.2自体の大きさ」などに多くの種類があります。自分の持つPCをしっかりと事前チェックしたうえで、購入するようにしてください。買ったのはいいが、取り付けられないという例が多いそうです。

最後に

SSDにも、容量やインターフェイスなどの違いにより、いろんな種類があります。

僕がオススメするのは、次の組み合わせ。

  • 容量:512GBクラス
  • タイプ:TLC
  • 規格サイズ:2.5インチサイズ

そのうえで、信頼できるメーカーのものを選べば、後悔はないと思います。信頼できるメーカーですが、賛否両論なのであえて言いません(笑)

僕は、Crucial BX200シリーズ 480GBを選びました。

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